コシナのカメラ・レンズの魅力と買取相場について

コシナとは?

コシナの正式名称は株式会社コシナ。
1959年に設立し、長野県北部、信州中野に本社を置く光学機器メーカーです。
長野県の中野はりんごやぶどうといった農業が盛んな地域。
自然豊かな土地で、コシナは現在も光学機器製品を作り続けています。

もともとはレンズの研磨業からスタートし、レンズ周りの金物加工を手掛けるように。
他にも実績として名高いものにOEM供給がありますが、ものづくりへの熱い気持ちがあるコシナは、レンズ加工からカメラの最終製作までの一貫生産でも信頼を集めています。

ついには、1999年にドイツの名門カメラ、フォクトレンダーの商標使用権を得て、「フォクトレンダー ベッサL」を発売。

コシナの参加前、もともと高い評価を得ていたフォクトレンダーでしたが、1960年以降はやや下り坂へ。

そんなフォクトレンダーの再興を目的としてコシナの技術の粋が詰まったベッサLは、フォクトレンダーを冠した日本のカメラメーカーとして世界にその名を広めました。

レンズ製作においては、2017年に、コシナがつくるレンズが「NAGANO ものづくり エクセレンス」に認定されました。

これは、高度な技術、革新的、独創的なものづくりにたいして行われるもの。
コシナの優れた技術は国内外で高い評価を得ているのです。

コシナのカメラの魅力と買取相場


コシナを代表するカメラと言えば、やはりそのブランド名が知れわたるきっかけとなった「ベッサL」

コシナの熱意は強く、ベッサLの発売後もユーザーの声を集め、細かいディティールにもブラッシュアップを重ね、1999年に登場した初代のベッサLから生産が終了した2015年の間で13種類もの製品を世に送り出しています。

ベッサシリーズは、ライカ判のレンジファインダーカメラで、実用的な製品としてコアなファンから愛されてきました。

メイドインジャパンの品質の高さに加え、巻き上げなどの細部に至るまでこだわり抜いたベッサシリーズは、レンジファインダーの代表格でもあるM型ライカにも並ぶほどの魅力が詰まっています。

カメラは撮影を楽しむものでもありますが、M型ライカは高級品でもあるため、思い切った撮影はなかなかしづらいもの。同じくライカMマウントを使用している他メーカーも大切に扱うことが前提といったイメージがありました。

しかし、緻密でありながら堅牢性を誇るベッサシリーズはさまざまなシーンで惜しげもなく使用することができます。

また、ベッサシリーズの特徴としてコンタックスマウントやニコンS マウントといった主要なマウントの互換性の高さが挙げられます。

ベッサシリーズの買取相場は7500円~32,000円となっています。

コシナ ベッサシリーズ一覧

ベッサL
ベッサR
ベッサT
ベッサR2
ベッサR2S
ベッサR2S ICS
ベッサR2C
ベッサR2A
ベッサR3A
ベッサR4A
ベッサR2M
ベッサR3M
ベッサR4M

コシナのレンズの買取相場とは?

コシナのレンズ設計は、機械ではなく、これまで築き上げてきた経験に則った手計算。
コシナのレンズの情緒的かつ高い描写力は、このような手間をかけた職人技から生まれています。

常に歩み続けるコシナは、正確にコントロールできる実用性の高いレンズにたいしての高い評価を得るとともに、独自性が高いレンズとしてコレクションの側面でも人気のある品です。

コシナのフォクトレンダーのレンズ買取相場は35,000円~90,000円となっています。

コシナで人気が高いレンズ一覧

カラースコパー35mm F2.5
SLレンズ
SL-IIレンズ
ノクトンクラシック 35mm F1.4
ノクトン50mm F1.5
ノクトン 58mm F1.4
ノクトン25mm F0.95
カラースコパー 35mm F2.5
カラースコパー 21mm F4
カラースコパー20mm F3.5
ヘリアー50mm F3.5
スナップショットスコパー25mm F4
ウルトラワイドヘリアー12mm F5.6
スーパーワイドヘリアー 15mm F4.5
アポランター90mm F3.5
ウルトロン40mm F2

コシナのカメラ・レンズを高く売るコツ

コシナのカメラやレンズは生産が終了しているものも多いため、中古市場の需要が高くなっています。職人の手作業による緻密で堅牢な作りのコシナ製品は信頼性が高く、多くのカメラファンから支持をえています。

そんなコシナのカメラやレンズをさらに高く売るためのちょっとしたコツを紹介します。

カメラ・レンズの汚れを落とす

カメラの査定では動作ももちろんのこと、外観についても影響があります。このため、カメラやレンズの表面を磨く・部品の間につまった汚れなどもしっかりと落としておきましょう。
ちょっとしたお手入れで見た目がキレイになるのでおすすめです。
お手入れをする際はくれぐれもレンズや本体を傷つけてしまわないように注意してください。

付属品を揃えて出す

いつもは閉まったままの付属品。買取に出す際はカメラ・レンズだけでなく、箱や説明書といった付属品があると査定額がアップします。少しでも高価買取を狙うなら付属品も揃えて買取依頼に出しましょう。

オプション品もセットで出す

フィルムやファインダー、露出計といった関連品も買取依頼に出すことで大幅な金額アップが望めます。本体から取り外して別で保管していることも多いため、査定に出す前にオプション品が手もとにあるか要チェックです。

こちらの記事でもカメラの買取額をアップさせるコツを紹介しているため、ぜひ読んでみてください。

【相場】カメラの買取価格はいくら?査定表と見積もり額を高くするコツ